概要:Eysenck and Eysenck (1991) によるEysenck Personality Questionnaire-revised (EPQ-R) ドイツ標準および短縮版の構築を報告したものである。 140項目からなるEPQのパイロット版が2914人の被験者に提示された。 英語版100項目の因子分析の結果、2つの男女別分析サンプル(N ≅ 800)それぞれにおいて、アイゼンクのスーパーファクターが得られた。 しかし、P尺度の負荷量は項目の難易度の違いによって歪んでいることが判明したため、最大補正係数を用いた分析を行った。 因子分析および項目分析の結果、EPQ-RKのドイツ語版102項目およびドイツ語要約版50項目が決定された。 特性値は、再現サンプルで検証しています。 P尺度の内的一貫性は低かったが,短尺と標準尺度の再試験およびテストハルビングの信頼性は良好であった. 英語版と比較すると、P尺の値が有意に増加しているが、英語版の年齢差、性差を再現できている(N=2600)。 スケールE、N、Lは旧バージョンEPIと同等であることが証明できる。 さらに、衝動性や冒険心との期待される関係も存在する
。