背景 オーストラリア成人の初膣性交の特徴、その際に使用した避妊法や注意事項についての最新情報、またこれらの特徴が2001年から2012年の間に変化があったかどうかが求められています。
Methods: 16~69歳の男女20094名の代表サンプルを対象に、コンピューター支援による電話インタビューを実施した。 対象者全体の参加率は66.2%であった。 回答者は、初めて膣内性交を行った年齢と初めてオーラルセックスを行った年齢を回答した。 膣性交を報告した人には、パートナーの年齢、パートナーとの関係、その関係期間、(もしあれば)どのような避妊や予防策を用いたかについて尋ねた。
結果 1940年代から1960年代までに生まれた人では、男女ともに初膣性交年齢の中央値に有意な低下がみられたが、それ以降はそれ以上の低下はみられなかった。 また,初回膣内性交時の保護具の使用率も,1950年代には男女とも20%未満であったのが,2000年代には90%以上と大幅に上昇している。 男女とも、16歳以前の初膣性交は、生涯および最近の性的パートナー数が多いこと、性感染症に罹患している可能性が高いことと有意な関連があった。
結論 初膣性交の年齢が早いことを考えると、性教育はより早く開始し、すべての若者が性的キャリアを始める前に避妊と疾病予防に関する情報を得られるようにすべきである。