iPadProとProcreateの組み合わせは、その問いに「イエス」と答えることができました。 iPadで美しい印刷解像度で完成させることができただけでなく、柔軟性と時間短縮のおかげでプロジェクト全体が実現できたと思っています。 iPadで絵を描くことには数多くの利点がありますが、見落とされているのが、セットアップと撤収の時間です。 紙、ボード、ペン、インク、ブラシ、水、絵の具などを取り出すのは、簡単なことではありません。
画像はどのくらいの大きさにすべきなのか
画像の解像度も大きな問題でした。 高解像度で描くことで、文庫本で使うときや後々のレイアウト変更に柔軟に対応できるのは嬉しいのですが、ちょっとやりすぎたかもしれませんね。 というのも、Procreateでは限界が見えてきたんです。 解像度が高いため、レイヤーの枚数が制限され、通常ではありえないような要素を組み合わせざるを得ないこともありました。 また、ブラシを思うように大きくできないこともありました。 いずれも、iPad ProのハードウェアとProcreateアプリがアップデートされれば、改善されると思います。
Emotional impact
最後に、今回はシリーズ初の書籍ということで、ゼロからのスタートでした。 すべてが新しいので、テキストのフォーマット、デジタルと印刷のレイアウト、スタイル、キャラクターデザイン、テクニック、どのシーンをいくつ描くか、などを考えなければなりませんでした。 2冊目では、その多くがすでに決まっていて、描き始める前に最終的なテキストが完成する予定です。
たとえば、ある章の冒頭に、これから起こることを暗示するようなイメージを表示することがあります。 あるいは、章末のイラストで、ヒーローが置かれている悲惨な状況を強調し、次の章への期待を膨らませるかもしれない。 また、章末のイラストでは、主人公の窮状を強調し、次の章への期待感を煽る。そして、ページをめくった瞬間に、読者に驚きと喜びを与える。 それが次のレベル、2冊目で目指したいところです
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