胃炎
胃炎(急性および慢性)は胃粘膜の炎症です。 胃炎の症状がない人もいますが、症状がある場合は、膨満感、腹鳴、食欲不振、吐き気、嘔吐などがみられます。 ピロリ菌の感染と非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が胃炎の2大原因とされています。 アルコール、カフェイン、高脂肪食品も胃炎の原因になります。 揚げ物、脂っこいもの、辛いもの、アルコールは胃炎の症状を悪化させます。 その他、タバコ、酸性のジュース、カフェイン、トマト製品、ピーマン、チリパウダーなども胃粘膜を刺激し、症状を悪化させます。 胃炎の症状を和らげ、胃の中のピロリ菌の増殖を抑える食品としては、リンゴ、タマネギ、ニンニク、お茶、緑葉野菜、ココナッツウォーター、小麦ふすまなどが挙げられます。 胃炎は、内視鏡検査、血液検査、便検査などで診断されます。 処方薬や非処方薬の制酸剤、ファモチジン(ペプシドAC)やラニチジン(ザンタック75)などのヒスタミン遮断薬、オメプラゾール(プリロセック)やエソプラゾール(ネキシウム)などのプロトンポンプ阻害薬(PPI)で胃炎の症状を緩和できる方もいらっしゃいます。 これらの薬で胃炎が治るわけではありません。 胃炎の合併症には、胃がん、MALTリンパ腫、腎障害、死亡などがあります
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