過去30年間にわたり低カロリー甘味料アスパルテームが広く使用されていることから、がんエンドポイントを調べるアスパルテーム疫学研究を品質評価基準に照らして評価することを目的に本研究が実施されました。 使用した品質評価ツールは、米国国立衛生研究所の国立心肺血液研究所(NHLBI)のものである。 同定された研究には、9件のケースコントロール研究と5件のプロスペクティブコホート研究が含まれる。 ほとんどの研究では、アスパルテーム摂取量よりも低カロリー飲料やダイエット飲料を評価していた。しかし、ダイエットソーダにはアスパルテームがよく使われているため、結果をある程度一般的に外挿できる。 研究の質を考慮した結果、2つのケースコントロールと5つの前向き研究がNHLBIの基準の大部分を満たしていると考えられた。 他の症例対照研究の主な制限は、サンプルサイズが不十分であったことである。 全体として、研究の結果は、低カロリーおよびノーカロリーの甘味料および飲料、ひいてはアスパルテームの暴露が、ヒトにおけるがんのリスク上昇と関連することを支持するものではありません
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