男性ホルモンといえばテストステロンを思い浮かべる方が多いと思いますが、エストロゲンも男性の健康や性生活に大きな役割を担っているのです。 男性の場合、エストロゲンは精子の健康、骨粗しょう症対策、代謝、心臓の健康などに重要です。 エストロゲンが少なすぎるのも、テストステロンが少なすぎるのと同じくらい重要です。
National Center for Biotechnology Informationの2006年の研究によると、エストロゲンが少ない男性は股関節骨折のリスクが高く、特にテストステロンも少ない場合、そのリスクが高まります。
逆に、ほとんどの成人男性にとって問題は、エストロゲンが少ないことではなく、多すぎることなのです。 加齢に伴い、テストステロンがエストロゲンに変換される量が増え、健康的とされるレベルを超えてしまうのです。 エストロゲン値が高すぎると、心臓発作や脳卒中、前立腺がん、女性化乳房などのリスクがあります。
高齢の男性でエストロゲン値が高い原因としては、肝機能障害、肥満、アルコールや薬物の乱用、亜鉛欠乏症などが考えられます。 どの年齢でも最高の人生を送れるようにしましょう
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