臨床試験
非盲検試験において、腎障害の程度が異なる患者と血液透析中の末期腎不全(ESRD)の患者におけるジャヌビア(sitagliptin)の薬物動態の評価が行われました。 腎障害の程度が軽度の患者にはシタグリプチン50mgを減量して単回投与したところ、健常者と比較して臨床的に有意な血漿中濃度の上昇は認められませんでした。 一方、中等度腎機能障害患者ではシタグリプチンの血漿中AUCが約2倍、重度腎機能障害患者及び血液透析中のESRD患者では約4倍に増加した。
用法・用量
軽度腎機能障害(CrCl ≧50ml/min)では用量調節不要であった。 中等度の腎機能障害(CrCl 30~50ml/min)の患者には、ジャヌビアとして1日1回50mgを投与する。 重度の腎機能障害(CrCl<9188>30ml/min)または透析を必要とする末期腎臓病患者では、ジャヌビアとして1日1回25mgを投与する。
腎機能については、投与開始前に評価し、その後も定期的に測定すること
ジャヌメットには適用しない
配合剤のジャヌメット(シタグリプチン+メトホルミン)は、メトホルミンが含まれていることから中程度から重度の腎障害者には禁忌である
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詳細情報。 Merck Sharp & Dohme Ltd
2012年4月27日更新
ジャヌビアの新しい強さ
ジャヌビアには、中程度から重度の腎障害における服用を容易にする25mg錠と50mg錠があります
ジャヌビアには、新たな強さの錠剤があります。