渡敬さんの定義が英語でも通用するとしたら、とても興味深いです。 生きている人間の腹を切るのは、腹筋の緊張のため非常に難しく、しかも腹には血液や内臓が少ないため、死ぬほど切るのは難しい。
実は最近知ったのですが(テレビでも大きく報道されていました)、武士の時代でも切腹の際に実際に腹を切る人はほとんどいなかったそうです。
新撰組の山南敬助は、実際に自分で腹を大きく切るまで待たせた稀有な勇者だと、歴史家は言っています。
現在の日本では、事故や殺人、手術など腹を切る行為はすべて「はらおきる」と表現することができます。 しかし「切腹」は自殺の儀式を指すに過ぎない。
ですから、何の計画性もなく腹を切って自殺しようとした場合、結局は体のあちこちを刺して死ぬか、銃に走ることになり、日本では「何ヶ所も刺して銃で自殺した」と報道されるだけでしょう(
「切腹」は「切腹」の意)。